また、両凝縮器とも管内の冷却水流速が遅く低レイノルズ数(流量500?/hでレイノルズ数1200以下)となるため、当社で別途実施した計測によりウィルソンプロット法を用いて導いた管内熱伝達率推算式により計算値を冷却水側熱伝達率として使用した。また、表3.3-2、表3.3-3に示すように、多管式熱交換器の設計標準として広く用いられているTEMA(Standard of Tubular Exchanger ManufacturersAssociation)より、冷却水側及び排ガス側の汚れ係数として各々0.0002,0.002m2h℃/kcalを考慮した。各凝縮器の熱貫流率は(12)式で示され、交換熱量ならびに対数平均温度差を用い必要伝熱面積が(13)式により求められる。